KEOデータベースについては、もう古くなってしまいましたが、1997年に書籍としてまとめています(黒田昌裕・新保一成・小林伸行氏との共著)。当時、慶應義塾大学産業研究所ではモノグラフシリーズという叢書を作っていましたが(この本はKEOモノグラフシリーズNo.8)、学術書でありながらも営利事業として認識されると難しい面があるということで、書店では販売せずに研究者や図書館などに寄贈するものとしていました。
現在では改訂されている部分も多くありますが、骨格はほぼ一緒です。もしこの本を参照されたい方がおりましたら、大学付属図書館などにはあるかもしれませんし、あるいは産業研究所の事務室までお問い合わせ下さい。まだ在庫があれば寄贈することも可能かもしれません。なお、資本の測定に関しては、『資本の測定−日本経済の資本深化と生産性−』(2004年)がKEOデータベースの改訂された資本ブロックを構成していますのでそちらを参照ください。