Windows環境でのモバイル・データストレージのためのiPod (2)
−その後の転換

January 20, 2005

Windows環境のもとでデータストレージとしてのiPodの利用について2-3日の利用から前回「まったく問題なくいけます。」と書きましたが、その後の転換について追記します。結論としては1週間あまりで返品してしまいました・・・。12日から使い始めたiPodですが、まず16日には(Explorerでは大容量ハードディスクとして認識していながらも)iTunesではiPodを認識しなくなりました。この原因はよくわかりません。いろいろと試しても難しく、formatしなおすしかないようです。まあそれでもデータストレージのため使っていたのですが、翌日にはiPod内の一部のデータファイルが壊れました。これはiPodをPCに接続して、少しだけ早いタイミングでデータのミラーリングをおこなったことに起因しているのかもしれません(Explorerではこの大容量ハードディスクを認識していることは確認した後でしたが・・・)。

壊れたファイルはデリートもできず、いつか時間のあるときにフォーマットするしかないか、と思いながらも気持ち悪さを感じながら2日ほど使っていましたが、その後も不安定な状況が続き、どうにもならないのでフォーマットして20日の夜には返品となりました。不幸中の幸いにして、アメリカでの返品はかなり気楽です。こちらは箱や袋など完璧な状態で返しましたが、確認した店員はバーコードを読み取ってからポイッと投げて(悪気もなく、普段でも良く投げます・・)、箱の角が少しへこんでいました。ケーブル類などを含めて全額返金されました。いちおうテクニシャンになぜ返品するか聞かれたので、自分の環境では不安定だったからといろいろと言うと、英語が通じなかったのか・・、OK!You don't like itなんだな、ということで気持ちよく返金してくれます(こんな理由で良いのだろうか、と日本的には思ってしまいますが・・)。

さて今回の不安定性を調べるのに時間を費やしたくはなかったので、その原因はよくわかりません。ただこの不安定は、Windows環境(XPと2000)であること、MP3プレーヤーとしての本来とは違う目的での使用であること、数十ギガほどデータストレージのためディスクを占有したこと、自分の操作法やPCの環境に原因があるかもしれないこと、あるいは自分がたまたま不安定なサンプルを引いてしまったのかもしれないことを付記します。Apple社の方はiPodで起動用ディスクとしても使っているとのことでしたので、Macでの利用では安定性が違うのでしょう。

その日の夜、web上で類似品に東芝のgigabeat 60GBが2004年末に発売されているのを知りました。アメリカのコンピュータショップでは一切見たことがないこの商品、Windows環境ではこれはいけるだろうと思いながら、購入先を探すとgigabeatはアメリカではまず売っていません。一部の通販では「Special Order」として扱っていましたが、そこには「the Gigabeat F will currently only work under a Japanese Operating System.」とあるのでまあ当然でしょう。ただ価格は$699、東芝のショップ(Shop1048−海外への発送はしない)での64800円よりもさらに8000円ほど高いのです。せっかく良い商品を作っても米国で販売しないとは・・・?自動車会社にとっては米国市場はドル箱ですが、家電や(Sonyを除く)PC周辺商品などではどうも存在感が薄いのはなぜなのでしょうか?

iPodとの関係が良好であった2日間については、こちらにあります。


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