研究課題

· 資本の測定

資本の測定とは、投資財の生産から、投資、ストックへの蓄積、資本サービスとしての利用、そして資本サービスの価格までを包括しています。拙著『資本の測定−日本経済の資本深化と生産性−』における更新情報のフォローアップから、現在、内閣府経済社会総合研究所(Economic Social Research Institute ESRI)で進行している公式資本統計プロジェクトなどを含め紹介します。

· 日本の産業レベル生産性統計データベースKEOデータベース)

慶應義塾大学産業研究所(Keio Economic Observatory)で構築しているKEOデータベース(KEO DatabaseKDBとも呼称)の解説をします。20076月時点では、1960-2004年が測定の対象期間、産業分類は47産業(公務・家計部門を含む)です。また3つのIT製造業を分離したデータベースも構築しています。資本推計は1955年が推計開始年次ですので、今後1955年までの遡及もおこないたいと思います。

· 一般均衡モデル

日本政策投資銀行(旧日本開発銀行)設備投資研究所 地球温暖化研究センター(Research Center on Global Warming RCGW)と慶應義塾大学産業研究所との共同研究によって、KEOデータベースに対応した構造方程式体系の推計から、多部門一般均衡モデルを構築しています。簡単なその構造的紹介とともに、エネルギー・環境分析などに対する測定結果を紹介します。

· アジア諸国国民経済計算および生産性データベースAPO Productivity Database

国際機関 アジア生産性機構(Asia Productivity Organization: APO)と慶應義塾大学産業研究所との共同研究によるAPO加盟アジア19カ国の国民経済計算と生産性関連データベース(プロジェクト名:APO Productivity Database)。マクロあるいはビジネスセクターなどの集計量が基本ですが、概念的な検討を含め徐々に改善をしていく予定です。

 

慶應義塾大学産業研究所
野村浩二

 

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